絹の残り糸を集めて

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いつ頃のことになるだろう。母が生前まだ元気だったころの作品。
撚りの甘い様々な糸を使って仕事をしたあと、残った糸の使い道を相談されたことがあった。
いくつかの山に分けて、色ごとの分量を計算し、2枚、3枚と作品を作り上げる計画をたてた。
こちらの計画に沿って設計図を作成し作品に仕上げた。
そのひとつ。
2色、横縞、そこに別の色で縦縞を刺す。
太い縞が身頃と袖でずれないように、苦心してくれたらしい。

残された絹作品の数々は和服用のたとうに包んで、和ダンスに収納している。

自由に好きな色を撰んで構想したのとは違う。
いくつも制限のある中で解をみつけるといのは、面白い仕事だった。

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