木蓮の香り

3月、ふわりと暖かくなったところで大振りの木蓮が開き、そして、また突然の寒気に褐色に傷つく。
あれこれと年度末の片付けを続けたところで、首都へ研究集会に出かけた。ワークショップ、シンポジウム、講演、そして、旧知のひとびとにすれ違い、食事をともにし、知人の消息を交換する。
会場は国策で出来た首都の大学。
19世紀から続くであろう建物が並ぶ。文明開化の時代のヨーロッパの歴史的建造物のコピイがそのままに。ギリシャやローマの様式のコピイとバリエーションが19世紀末日本に持ち込まれ、国威をかけて建造した。学問もまた、その時代の先進的なものと信じられたあれこれをせわしなく取り込み続けたそのはての今がある。
難儀なことである。

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